天正地震&防災の日
天正13年(1585)11月29日、長浜を大地震が襲いました。世にいう天正大地震で、その被害はかなり広域に及んだようです。ルイス・フロイスのイエズス会日本報告集には、次のように記されています。
『・・・地震が襲った地域での破壊はあまりに大きく、信じられない位であるが、本書簡ではそれを実際に見て後に司祭たちに語った人々の中から、主なものだけを記す。
近江の国の城下町で長浜と呼ばれる所(信長の時代に関白殿が最初に住んだ)には、千戸の家があったが、地面が揺れて裂け、家屋の半数が人と共に呑み込まれ、残った半数も同時に失火して炎に包まれ灰に帰した。他の非常に大きな町で、海に面し、人や商品の往来の多いところは、数日地震があった後、恐ろしいことに町全体に、山のような大きな波が乗り上げ、波が引く時に家々も男も女もさらわれ、陸地は塩水の泡以外何も残らず、海では全員が溺れたという。
美濃の国に大垣という名で呼ばれる有名な城が山の上にあったが、地震が始まると城が倒れ、山は沈んで見えなくなっていき、完全に消えてその跡には湖だけしか残らなかった・・・』
実際に長浜城の天守は壊れ、寝殿も倒壊しています。当時の城主・山内一豊の一人娘が乳母とともに圧死したのは有名な話で、昨年のNHK大河ドラマ「功名が辻」でも紹介され、仲間由紀恵さんと上川隆也さんの悲痛な表情が思い出されます。
地方分権の時代ですから、金太郎飴みたいに全国どこもかしこも同じマチをめざしているわけではありません。防災の日だって、関東大震災や阪神淡路大震災のみを重要視するのではなく、地域ごとに制定しても良いんじゃないでしょうか。そこで、「11月29日を長浜の防災の日にしよう」という提案です。
以上は、長浜城歴史博物館・太田学芸員からお聞きした話です。10月21日に長浜市総合防災訓練が行われるにあたり、思い出しながら書いてみました。

コメント
なんとタイムリーな記事なんでしょう。我が家は先頃、耐震診断なるものを受けました。結果、耐震の数値はなんと0.19でした。1.0以上が倒壊しないという基準ですから、もちろん「倒壊する可能性が高い」との診断でした。今夜、診断をした1級建築士さんが説明に来られます。
補強は可能なのか、いくらかかるのか、頭はかなりパニックです。
ところで、清水先輩のご自宅は大丈夫ですか。2階の戸?が気になっています。
投稿者: もの知らず | October 19, 2007 04:42 PM
わが家の2階に白いドアがあるのですが、老朽化したベランダを撤去していますので、開けることができません。所謂トマソンです。それにしても、もの知らずさんは小生のことまでかなりもの知りですね。
なお、勿論わが家は地震に耐えられる強度はありません。補強も不可です。まあ、その時はその時で何とかなるでしょう。
投稿者: 筆者 | October 19, 2007 08:49 PM